本規約とは別に、当社ウェブサイトに掲載される『サイト利用規約』にも従うものとします。
第1章 総則
第1条(目的)
本サービス「Ragbot」(以下「本サービス」といいます)は、ユーザーがアップロードした電子文書を当社指定のベクトルデータベースに登録し、Retrieval-Augmented Generation(RAG)方式のAIチャットボット等を通じて、検索・整形・要約・質疑応答等を行うSaaSです。本規約は本サービスの利用条件を定めるものです。
第2条(規約の変更)
- 当社は、必要に応じ、本規約を改訂できます。
- 改訂後の規約は、当社ウェブサイトへの掲示またはユーザーへの通知をもって効力を生じます。
- ユーザーが改訂後も本サービスを継続利用した場合、改訂内容に同意したものとみなします。
第3条(定義)
本規約における主要語句の定義は次のとおりとします。
(0)「当社」とは、当サイトの「特定商取引法に基づく表記」ページに記載された個人事業主をいいます。
(1)「ユーザー」:本サービスを利用するすべての法人または個人。
(2)「アップロード資料」:ユーザーが本サービスにアップロードしたPDF・Word・PowerPoint・Excel等の電子文書。
(3)「出力結果」:本サービスが生成する回答・要約・翻訳・文書整形その他一切の生成コンテンツ。
第4条(医療目的の否定・非医療機器・注意喚起)
- 本サービスは、医業(診断・治療・処方・適応判定・予後予測・個別の医療助言)を目的としません。いかなる場合も医療行為を提供しません。
- 本サービスは、プログラム医療機器(SaMD)に該当しません。出力結果は文書の整形・可読性向上・検索支援等の業務補助のみを目的とし、臨床上の意思決定を代替・補完するものではありません。
- 医療上の緊急が疑われる場合、ユーザーは直ちに119番または適切な医療機関に連絡するものとします。
- 当社は、ユーザー(医療機関等)が出力結果を患者等へ公開・提供する場合に適用される法令・ガイドライン(例:医療広告ガイドライン等)への適合性について、一切の保証・責任を負いません。
第2章 入力制限・禁止事項
第5条(医療情報の入力制限/公開時のユーザー責任)
- ユーザーは、本サービスに患者の個人情報・要配慮個人情報を含む資料をアップロード・入力する場合、適法な権限および必要な同意を取得し、マスキング・匿名化等の適切な措置を講じるものとします。
- ユーザーが本サービスの出力結果を患者向けに公開する場合、当該内容が一般的情報にとどまること、および診断・治療助言に当たらないことを自ら確認し、必要な免責表示・注意喚起を掲示する責任を負います。
- ユーザーは、出力結果の最終的な採否・正確性・適法性について、自己の責任で確認・判断するものとし、当社はこれにつき一切の責任を負いません。
第6条(禁止行為)
ユーザーは本サービスの利用にあたり、以下の行為を行ってはなりません。
- 他者の知的財産権・プライバシー権・営業秘密等を侵害する行為
- 違法または公序良俗に反する行為
- 第三者になりすまして利用する行為
- 有償ライセンス資料・違法配布物・海賊版等のアップロード
- 適法な権限なく個人情報・医療情報・営業秘密等をアップロードする行為
- 有害プログラムを含むファイルのアップロード
- 運営・ネットワーク・システムの妨害
- リバースエンジニアリング、スクレイピング、ベンチマーク公開
- 本サービスの全部または一部の貸与・譲渡・再許諾
- 出力結果の違法・契約違反利用
- 自動化手段による過大リクエスト
- 当社または第三者の信用毀損
- 出力結果またはアップロード資料の第三者への販売・再配布
- 診断・治療・適応判定等、医療行為に該当し得る利用
- その他当社が不適切と判断する行為
第3章 アップロード条件
第7条(対応ファイル形式)
本サービスはテキスト情報を含む PDF・Word・PowerPoint・Excel(100 MB 以内)に対応します。画像のみで構成されたPDFは対応外です。
第8条(OCR義務)
ユーザーは、画像ベースのPDF等をアップロードする際、事前にOCRによりテキスト化したファイルに変換するものとします。当社はOCR未処理に起因する不具合について責任を負いません。
第9条(削除・制限権限)
当社は、権利侵害のおそれ、不適切・読み取り不能な資料、または本規約違反の疑いがある場合、ユーザーの同意なく当該資料の削除・機能制限・アカウント停止を行うことができます。
第4章 サービス利用・変更・終了
第10条(出力結果の取扱い)
- 出力結果に関する権利は、適用法令および各第三者サービスの利用条件に従います。当社は、ユーザーに対し、出力結果を本サービスの目的の範囲内で利用する非独占的・譲渡不可の利用権を許諾します。
- ユーザーは、出力結果およびアップロード資料について、適法性・正確性・適合性を自ら確認し、第三者への提供・公開に関する一切の責任を負います。
第11条(サービスの変更・一時停止・終了)
- 当社は、当社の裁量で本サービスの全部または一部の機能を変更・追加・提供終了できます。
- 保守点検・障害・法令遵守・第三者サービス停止等により、本サービスを一時停止・制限する場合があります。
- 本条に基づく変更・停止・終了によりユーザーに生じた損害について、当社は一切責任を負いません。
第12条(ベータ版・実験機能)
ベータ版・実験機能は現状有姿(AS IS)で提供され、可用性・保守・サポート・性能等の保証はありません。予告なく中止・仕様変更される場合があります。
第5章 料金および支払
第13条(プランおよび料金)
- 本サービスのプラン・料金は、当社ウェブサイトの「料金表」に従います。
- 当社は料金表を変更する場合、変更日の30日前までに告知します。
第14条(支払方法)
支払いはStripe等の決済代行を利用します。アカウント登録・利用条件はユーザーと決済事業者との契約に従います。
第15条(返金・途中解約・遅延)
- 有料プランは自動更新です。ユーザーは更新日前に解約手続を行わない限り、次期間が更新されます。
- 期間途中の解約・ダウングレードに伴う返金は行いません。
- 支払遅延があった場合、当社は直ちにサービスの提供を停止または解約でき、ユーザーは遅延損害金等を負担します。
第6章 免責・責任制限
第16条(RAG精度に関する免責)
- 本サービスの回答はRAG技術に基づき外部文書等を参照して生成されますが、正確性・完全性・有用性を保証しません。
- ユーザーは、出力結果の採否を自己責任で判断し、必要に応じて専門家等の助言を受けるものとします。
- 当社は、出力結果に起因または関連して生じた損害について、一切責任を負いません。
第17条(医療・その他専門領域に関する免責)
出力結果は一般的情報または文書整形の結果にすぎず、医療・法務・税務・会計・投資等の専門的助言ではありません。ユーザーは、専門的助言が必要な事項について、必ず当該分野の専門家に相談するものとします。
第18条(損害賠償の限度)
当社がユーザーに対して損害賠償責任を負う場合でも、責任の上限は、直近3か月間に当該ユーザーが当社に支払った利用料金総額または5万円のいずれか低い額とします。特別損害・逸失利益・間接損害は賠償対象外とします。
第19条(利用者の補償義務)
- ユーザーが本規約に違反し第三者との間で紛争が生じた場合、ユーザーは自己の費用と責任でこれを解決し、当社に損害(合理的な弁護士費用を含む)を与えないものとします。
- ユーザーの規約違反に起因して当社が損害を被った場合、当社はユーザーに対し当該損害の賠償を請求できます。
第7章 データ処理・国外移転
第20条(国外データ処理およびDPA適用)
当社は、本サービスの提供にあたり、アップロード資料等を、当社が選定する第三者(例:ベクトルDB・AI推論事業者)のサーバ環境(米国等)で処理します。ユーザーは、本サービスの利用をもって、当該第三者のデータ処理契約(DPA等)に基づく処理に同意したものとします。
第21条(使用状況データ・ログの収集)
当社は、品質改善・不正検知・課金・統計のため、リクエストメタデータ・エラーログ・性能指標等を収集・分析できます。内容テキストを学習に用いる場合は、別途明示的な同意を取得します。
第22条(データの保管・削除)
- ユーザーは、自らバックアップを取得するものとし、当社はアップロード資料・出力結果の喪失について責任を負いません。
- 解約または契約終了後、当社は相当期間経過後にデータを削除します。ただし、法令遵守・課金・監査のために必要な最小限の情報は保有する場合があります。
第8章 雑則
第23条(反社会的勢力排除)
当社およびユーザーは、相手方が反社会的勢力に該当しないこと、関与しないことを表明・保証し、違反が判明した場合、通知なく解約できるものとします。
第24条(権利義務の譲渡禁止)
ユーザーは、当社の書面(電子的方法を含む)による事前同意なく、本規約上の地位または権利義務を第三者に譲渡・承継・担保設定できません。
第25条(連絡・通知)
当社からの通知は、当社ウェブサイトでの掲示または登録メールアドレスへの送信により到達したものとみなします。
第26条(準拠法・合意管轄)
本規約は日本法を準拠法とし、本サービスに関連して生じる一切の紛争は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
第27条(完全合意・分離可能性・権利不放棄)
本規約は当社とユーザー間の完全な合意を構成します。一部条項が無効となっても残部は存続します。当社が権利を行使しない場合でも、当社の権利放棄を意味しません。